リペ島はタイの島ですが、行き方は2通りあります。 1つはタイ国内を南下するオーソドックスなルート、もう1つは国境を挟んだお隣マレーシアのランカウイ島から船で渡るルートです。どちらが楽なのか、ルートごとに比較しました。

リペ島ビーチ完全ガイド
行き方・予算まとめ リペ島ビーチ完全ガイド|行き方・ベストシーズン・予算・持ち物まとめ
ランカウイ島ビーチ完全ガイド
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まず結論|乗り継ぎの身軽さならランカウイ経由、王道ならタイ経由

乗り継ぎの回数だけで見るならランカウイ経由の方が身軽です。空港からリペ島行きの船着場(クア桟橋)までが近く、ハジャイ経由のような長距離の車移動が要りません。一方で、タイの島に行くのにわざわざマレーシアを経由する分かりにくさがあり、タイ料理やタイの空気を道中から味わいたいならタイ経由が王道です。どちらも一長一短で、「どちらから入るか」より「どちらから入って、どちらから帰るか」を考えると旅の幅が広がります。

タイ経由ルート

  • 成田・関西からバンコクへ直行便(約6〜7時間)。2026年12月5日発・10日帰りの例では、タイ・ベトジェットエアの直行便が往復約75,000円、日系LCCのZIPAIRが往復約106,000円、JALの直行便が往復約114,000円でした
  • バンコクからハジャイ空港へ国内線(約1時間半、タイ・エアアジアで往復約16,600円〜、片道目安は8,000円程度)
  • ハジャイ空港からパクバラの船着場まで車で約1時間半(ボートチケットと乗合バンがセットになったチケットが一般的)
  • パクバラからリペ島へスピードボートで約1〜1.5時間(片道の運賃目安は2,000〜2,700円程度)
    最新のフェリースケジュール
  • パクバラ発の最終ボートは13:30頃のため、日本からの到着日に乗り継ぐのはほぼ不可能。ハジャイで1泊してから翌朝のボートに乗るのが基本
  • 移動の区間数:国際線+国内線+車+船の4区間

ランカウイ経由ルート

  • 成田・関西からクアラルンプールへ直行便(約7時間)。同じ2026年12月5日発・10日帰りの例では、経由便込みの最安が往復約76,000円、直行のZIPAIRが往復約105,000円、ANA(Air Japan)の直行便が往復約140,000円でした。JALの直行便はこの日程では往復約200,000円と割高だったので、フルサービスで選ぶ場合は時期による価格差を事前にチェックしておくと安心です
  • クアラルンプールからランカウイへ国内線(約1時間15分、エアアジアで往復約11,100円〜、片道目安は5,600円程度とバンコク⇔ハジャイより割安)
  • ランカウイのクア桟橋からリペ島へスピードボートで約1時間半(片道の運賃目安は3,800〜5,300円程度、パクバラ発より割高)。運航会社はAwaycation Trip、Bundhaya Speed Boat、Tropical Charters Langkawiなど
    最新のフェリースケジュール
  • クア桟橋発の船は始発09:15・最終14:00頃(季節により変動)。空港からクア桟橋までは車で30分程度と近く、国内線の到着時刻次第ではランカウイに前泊せず当日中にリペ島へ渡れる可能性もあります(乗り継ぎ時間に余裕がない場合は1泊が安心)
  • 移動の区間数:国際線+国内線+船の3区間(車移動が実質なし)
  • タイとマレーシアの国境をまたぐため、リペ島到着時にタイの入国審査を船着場で受けます(イミグレーションは整備されています)

比較表|2026年12月5日発・4泊5日の場合

LCC中心で組んだ場合の運賃を、実際にGoogle Flightsで調べた金額をもとに比較しました(2026年12月5日出国・12月10日帰国の例、1名分)。

  タイ経由(バンコク・ハジャイ) ランカウイ経由
移動区間数 4区間(国際線・国内線・車・船) 3区間(国際線・国内線・船)
国際線往復(LCC) 約75,000円 約76,000円
国内線往復 約16,600円 約11,100円
ラストの船往復 約4,700円 約9,200円
交通費合計 約96,300円 約96,300円
前泊の必要性 ほぼ必須(ハジャイで1泊、宿泊費が別途かかる) タイミング次第で不要
リペ島到着までの最短日数 実質2日目 条件が揃えば当日中も可能
国境越え なし(タイ国内のみ) あり(マレーシア→タイ、船着場でイミグレ)
道中の雰囲気 タイらしさを早くから味わえる ランカウイ観光も同時に楽しめる

面白いことに、交通費の合計はほぼ同額でした。国内線はランカウイ経由の方が安く、最後の船はパクバラ発の方が安い、という具合に区間ごとの安さが相殺し合う形です。差がつくのは、タイ経由でほぼ必須になるハジャイ1泊分の宿泊費で、ここがそのまま総予算の差になります。運賃は時期や予約タイミングで変わるため、上記は目安として見てください。

2カ国またぐ旅のメリット・デメリット

リペ島1回の滞在のために、タイとマレーシア2カ国を移動することになる点は、良くも悪くもこのルート選びの特徴です。

良い点

  • 行きはタイ経由、帰りはランカウイ経由(またはその逆)にすれば、同じ道を往復せずに済み、旅の変化が出る
  • ランカウイは免税店やケーブルカーがある観光地なので、経由するだけでも寄り道の価値がある
  • どちらの国も日本人は観光目的ならビザ不要(30日以内)で、入国手続きの負担は大きくない

気になる点

  • 空港・船着場でのチェックイン、入国審査の回数が単純に増える(マレーシア入国→タイ再入国など)
  • 通貨がバーツとリンギットの2種類になり、現金の管理が煩雑になる
  • 乗り継ぎのどこか1区間が遅延・欠航すると、後続の区間すべてに影響する(特に船は天候で欠航しやすい)

+1日でクアラルンプール・バンコク観光も

どちらの経由地も、日本からの直行便が発着する大都市です。リペ島の前後に1日足すだけで、経由地観光もついでに楽しめます。

  • クアラルンプール経由なら:ペトロナスツインタワー、ブキビンタン、バトゥ洞窟など、半日〜1日で主要観光地を回れます。空港からも鉄道でアクセスしやすい街です。
  • バンコク経由なら:王宮・ワットポー・チャトゥチャック市場など定番スポットが揃い、屋台グルメも楽しめます。リペ島の素朴さとのギャップも旅の面白さになります。

どっちがおすすめ?

  • タイ料理やタイの旅情をリペ島に行くまでの道中から楽しみたい、総コストを抑えたいなら、タイ経由が合っています。ハジャイでの1泊も、タイの地方都市の雰囲気を味わう機会になります。
  • 乗り継ぎを最小限にして身軽に行きたい、ついでにランカウイも観光したいなら、ランカウイ経由が合っています。免税店やケーブルカーなど、ランカウイ自体も観光地として魅力があります。
  • 行きと帰りでルートを変えるのもおすすめです。タイ経由で入ってランカウイ経由で帰れば、リペ島1回の滞在でタイとマレーシア両方の空気を味わえます。経由地での+1日観光も合わせれば、リペ島だけでなく2カ国を周遊する旅として組み立てられます。

どちらのルートも、リペ島行きの船の最終便は昼過ぎと早めです。到着日に船に乗ろうとせず、余裕を持った日程を組んでください。